【新規事業】訪日中国人向けデジタル観光サービスの企画・開発・運営支援

要約
交通インフラ大手グループが訪日中国人観光客の誘客拡大を目的に、デジタルサービス・アプリの構想を推進
WeChatミニプログラムを活用し、旅前・旅中・旅後を一貫支援するUX/UIを設計・開発・運用保守を提供
AIによる旅行日程レコメンドやグループクーポン配信機能を実装し、データドリブン な送客モデルを確立
支援背景・課題
交通インフラ大手グループでは、インバウンド回復期における訪日中国人観光客の需要を見据え、グループ全体の誘客促進を重要戦略と位置づけていた。既存の観光アプリは日本人向け機能を中心に設計されており、中国語対応や現地利用者向けの体験価値が十分でない課題があった。
特に、訪日中国人は旅前にSNSで目的地を決定する傾向が強く、旅中の交通・飲食・観光情報をスマートフォンで完結させるデジタル行動様式を持つ。これに対し、グループとしてどのように「旅前・旅中・旅後」をシームレスにつなぐ体験を提供できるかが、競争力強化の鍵となっていた。

支援内容・アプローチ
本プロジェクトでは、訪日中国人向けサービスの企画を策定した上で、開発・運営まで一貫して支援した。
①新サービス企画
訪日中国人の旅行行動を調査しジャーニーをもとに現状課題を整理した上で、「AIによる旅行日程レコメンド」「旅中のクーポン提示」「AIチャットによる移動支援」などの主要機能を定義し、旅前から旅中までをカバーするカスタマージャーニーをモックアップで可視化。
さらに、段階リリースに向けた優先順位付け、投資対効果を試算した上で、ロードマップを策定した。
② サービス開発
中国人の多くが利用するWeChatミニプログラムとして新サービスを開発。WeChatミニプログラムの提供機能を活用しつつ、現地のセキュリティ要件に配慮して実装。
③ サービスローンチ・運営
新サービスをローンチした上で、訪日中国人向けのプロモーションを企画・運営し、利用者数が順調に増加。数値をチェックしながら、改善に向けてデザイン変更、機能追加を順次実施。
<サービス紹介>


